農業を営む人たちは、今週ハラレで開催されたジンバブエ農業展示会に期待を持っていたが、電気が切れ、肥料は乏しく、また水不足で、将来は暗いと実感した。
「ここにはなにもない。肥料も種も・・・。がっかりだ。」サトウキビとトウモロコシを栽培している、イルドレッド・チタダは、手ぶらで農地に帰るだとう。
「主催者は、少なくても肥料を用意すべきだった。新しい農業従事者も。政府は援助すべきです。わたしたちには何もないのだから。」
彼女は月曜日からハラレの農業祭に集まっているジンバブエの農業経営者数百人を帰らせた。この農業市は公式にはギネアのテオドロ・オビアング大統領によって金曜日に開幕することになっている。
ジンバブエがアフリカの穀倉地帯と見られていた時は、このイヴェントは、ジンバブエの農業部門の繁栄を映していた。しかし4000の白人農業を廃止した2000年農業改革以来、影でしかなくなった。
「220頭のホルスタインを持っていましたが、いまは80頭です。」ハラレ南で牧畜をしている白人のトマス・ミラーさんは、展示会で家畜を売りたいと思っている。
「620ヘクタールあったのに、34人の新しい農業経営者に分割してから20hほどしかなくなった。」
没収された土地は、政権の有力者に近い資格のない農業経営者に与えられた。新しい所有者は土地を開発せず、また１次資源の不足から大きな問題につきあたっている。
停電の理由を説明するためにジンバブエの国営電気（Zesa）が、会場に駆けつけた。
「エネルギーは、経済のあらゆる場面に関係しています。」というZesaのスポークスマンは、ジンバブエの２発電所が石炭不足で稼働できないと言う。
ジンバブエではここ４年間雨が少なく、耕作地の潅漑は、エネルギーの供給にかかっている。
停電に外貨不足、インフレ率は世界１だ。また、先月２つの肥料工場が閉鎖した。
政府は、300,000トンのトウモロコシを輸入しなければならないと認識していた。2000年まではジンバブエはザンビアやマラウイにトウモロコシを輸出していた。
西欧に経済管理を批判されているムガベ大統領は、潅漑と農民のせいにしてすべての責任を放棄している。
農業見本市の主催者は、この国は崩壊に瀕しているのではないと、楽観的に発言した。「なぜなら、ここに来たのは買うものを見つけるためだからです。」
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